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東急セキュリティとアジラ、画像解析技術を用いて駅の安全性とサービスの向上を図る実証実験

東急電鉄内の3駅で実施

 東急セキュリティ株式会社、株式会社アジラは、東急電鉄の駅構内において、駅係員・警備員が連携した警備オペレーションについての実証実験を7月11日より開始すると発表した。期間は約1カ月で、東急セキュリティの画像×警備オペレーションサービス「TS-Zero」のひとつであるAI警備システム「asilla(アジラ)」を活用する。

 東急セキュリティでは2022年8月、駅構内での乗客同士のトラブル防止や、急病人・異常行動の早期発見を目的に、東急電鉄渋谷駅にて、AI画像解析技術を活用した実証実験を行い、警備オペレーションの実現性を検証していた。今回は、「さらなる駅の安全性向上とサービスの向上」を目的に、祐天寺駅、宮崎台駅、宮前平駅の計3駅にて、カメラ50台と解析技術を活用した実証実験を実施する。

 駅構内において、乗客のトラブルや転倒などが発生し、AI画像解析技術で検出された場合、東急セキュリティ画像監視センターに映像が瞬時に通知され、監視員が確認を行った上で、必要に応じて駅係員と警備員が連携して対応する。

 この実証実験により、AI画像解析技術の精度検証、異常発生時のオペレーションに関する実現性の検討検証、駅での乗客向けサービス向上への効果検証といった、有効性の検証を行い、全駅導入を見据えたオペレーションの実現性確認と検討課題の洗い出しを行うとした。