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DNP、より効果的なIR活動を支援する「DNP IXマネジメントサービス」を提供

 大日本印刷株式会社(以下、DNP)は5日、投資などを通じて株主が企業と接する体験を「株主体験(IX)」と捉え、企業に対する株主の信頼や愛着心(ロイヤルティ)の向上に影響が大きい企業のIR活動とその課題を特定・可視化して、より効果的なIR活動を支援する「DNP IXマネジメントサービス」の提供を開始したと発表した。

 DNP IXマネジメントサービスは、株式会社エモーションテックが開発した投資家体験マネジメントサービス株式会社エモーションテック「EmotionTech IX」の分析ロジックをもとに、株主ロイヤルティに影響を与える可能性がある因子(コミュニケーション手法やコンテンツ内容など)として、企業活動関連の20項目とIR活動関連の39項目をDNP独自に設定し、各項目を調査・分析していくための個人株主アンケートを実施する。

 株主のロイヤルティ向上の課題となる「株主体験」について、ロイヤルティへの影響度と改善優先順位をともに明らかにするとともに、IR活動における「株主体験」を中心に評価理由を深掘りできるチェック項目を設定し、株主のロイヤルティ向上に寄与する改善の方向を提示する。また、株主総会や統合報告書など、株主と企業のコミュニケーションの施策・ツール・コンテンツについて、改善提案につなげられるとしている。

 DNPでは、個人投資家の増加などを背景に、企業がIR活動を通じて株主とのコミュニケーションの質や企業に対する株主のロイヤルティを高め、長期的な株式の保有等につなげる重要性が見直されているが、株主を対象とした調査の結果を、ロイヤルティ向上やコミュニケーション活性化の具体策に反映しにくいといった課題があったと説明。 こうした課題の解決に向け、株主ロイヤルティの向上につなげる、DNP IXマネジメントサービスを提供するとしている。

 DNPは、DNP IXマネジメントサービスを活用して企業のIR活動を支援し、関連サービスも含めて2025年までに累計で10億円の売り上げを目指す。