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ウォッチガード、ファイアウォールアプライアンス「Firebox」の新モデルを発表

 ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン株式会社(以下、ウォッチガード)は30日、テーブルトップ型ファイアウォールアプライアンス「Firebox」の新モデルとなる、「Firebox T25/T25-W」「Firebox T45/T45-POE/T45-W-POE」「Firebox T85-POE」を発表した。

 新モデルシリーズは、ウォッチガードのUnified Security Platform(統合型セキュリティプラットフォーム)アーキテクチャを活用し、WatchGuard Cloudを通じて包括的なセキュリティおよびシンプルな管理機能を提供する。

WatchGuard Firebox T25

 また、ビジネスにおけるリモート環境や分散環境で必要となるパフォーマンスも備え、最新のネットワークセキュリティ脅威に対して優れた保護機能を提供する。メモリの増設と処理スピードの高速化によりスループットが向上しており、ブランチオフィス、オフィス機器、リモートデバイス、リテールのPOS(販売時点管理)ソフトウェア、リモートユーザーなどを、巧妙化する最新の脅威から保護しつつ、ネットワーク構成や管理要件のシンプル化に貢献する。

 さらに、新モデルではAPT Blocker(サンドボックス型マルウェア検知)や、エンドポイントとネットワークのナレッジを共有するエンタープライズクラスのセキュリティサービス「ThreatSync」を利用でき、専任のセキュリティチームを持たない中堅/中小企業に適した製品となっている。

 分散型環境に対して高度なマルウェア保護機能を提供するだけでなく、新アプライアンスモデルではSD-WANも利用可能で、定義されたポリシーに基づき、複数の接続環境を横断してネットワークトラフィックをダイナミックに分散することにより、ネットワークパフォーマンスを最適化する。

 Firebox T25/T25-Wは、小規模オフィス、ホームオフィス、小売店などの環境に向けた製品で、最大403MbpsのUTMスループットを実現し、5つの1ギガビットイーサネット(GbE)ポートを備える。包括的なエンタープライズレベルのネットワークセキュリティを通じて、スタンドアロンまたは一元管理による保護機能を提供する。また、WatchGuard Cloud経由のゼロタッチデプロイメントにより、リモートロケーションにおける迅速な設定を可能にし、セキュアな接続を実現する。

 Firebox T45/T45-POE/T45-W-POEは、SMB(中堅/中小規模企業)に向けた製品で、最大557MbpsのUTMスループットを実現し、1つのGbEポートを備える。POEモデルでは、PoE+ポートを1つ備えており、Wi-Fiアクセスポイントなどのデバイスに電源を供給できる。包括的なエンタープライズレベルのネットワークセキュリティ通じて、スタンドアロンまたは一元管理による保護機能を提供し、ネットワークアクティビティ/セキュリティイベントの可視性を向上させている。また、管理ツールによりリモートロケーションでの迅速な設定が可能で、ビジネスにおけるセキュアな接続を実現する。

 Firebox T85-POEは、ネットワーク要件に応じてハイパフォーマンスのエンタープライズレベルのセキュリティを提供する製品で、SD-WAN機能、包括的なUTM保護機能、940Mbps超のスループット、統合ファイバーまたは4G接続対応の拡張モジュールを備える。また、2つのPoE+ポートを備え、周辺機器への電源供給にも対応する。

WatchGuard Firebox T45
WatchGuard Firebox T85-POE