サイバネットシステム、アプリケーションライフサイクル管理ツール「Codebeamer」を販売

　サイバネットシステム株式会社は21日、米PTCが開発・販売するアプリケーションライフサイクル管理（ALM）ツール「Codebeamer」について、PTCジャパン株式会社と日本における最初の販売代理店契約を締結し、同製品の販売および技術サポートを開始すると発表した。

　Codebeamerは、ソフトウェア開発の要件管理・テスト管理・品質管理のすべてをカバーする、包括的なALMツール。BMWやフォルクスワーゲンを筆頭とする欧州自動車業界や、航空業界、医療機器業界など、複雑で規制の厳しい分野の制御ソフト開発で豊富な利用実績があり、現在主流となりつつあるアジャイル手法を始め、さまざまな開発手法に対応し、ソフトウェア開発作業の効率化、工数削減、品質の保証を実現するとしている。

　ウォーターフォール開発やアジャイル開発で用いられるさまざまな開発手法をサポートし、プロジェクトのテンプレートが豊富に用意されており、Agile-Scrum/Agile-Waterfall-Hybrid/SAFe/ASPICEなど、開発する製品によって最適なものを選択するだけで、スピーディにプロジェクトを開始できる。

　要件、タスク、テストなど、各要素の間のトレーサビリティを実現。開発した機能の要件やテスト結果などの関連要素を速やかに確認でき、要件変更時のテスト項目漏れ防止に寄与する。

　数千以上もの要素を含むプロジェクトにおいても、検索機能などを活用して対象の要素を速やかに抽出できる。開発進捗を確認するためのカンバン表示機能も備え、一目でソフトウェア開発プロジェクトの状況を把握できる。また、企画・設計・製造のみならず外部サプライヤーなども含めた大規模な利用者基盤をサポートできる。

開発進捗を管理するカンバン表示。左から右に向けて作業案件、着手、実装、承認と進行する

　Word/ExcelなどOffice製品との入力・出力をサポート。また、GitやSubversionなどのソースコード管理ツール、JIRAなどのプロジェクト管理ツール、JenkinsをはじめとしたCI/CDツールなど幅広い外部ツールとの連携機能を備え、既存で利用している環境を変更せずにスムーズな導入ができる。