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セーフィー、ウェアラブルクラウドカメラに「遠隔臨場モード」を追加 監督員の立会記録を残し証憑能力を向上

 セーフィー株式会社は8日、ウェアラブルクラウドカメラ「Safie Pocket2」「Safie Pocket2 Plus」において、監督員の立会記録を残せる「遠隔臨場モード」を新たに追加したと発表した。

 建設業界では、労働基準法の改正により、2024年4月からは時間外労働の罰則付き上限規制が適用されることもあって、働き方改革が進んでおり、発注者が立ち会わずとも、ウェアラブルカメラなどの映像や音声を利用して遠隔地から「段階確認」「材料確認」「立会」を行って、現場のオペレーション改善やメンテナンス業務支援を可能とする「遠隔臨場」に期待が寄せられている。

 こうした現状において、セーフィーが提供するウェアラブルクラウドカメラのSafie Pocket2/Pocket2 Plusは、3月14日に国土交通省が方針を示した「建設現場における遠隔臨場に関する実施要項(案)」のうち、「動画撮影用カメラとWeb会議システム等に関する参考値」に関して、記載されている仕様に適合しており、「遠隔臨場」での活用をはじめ、すでに多くの建築・土木現場で利用されているという。

 しかし、国土交通省が方針を示す「遠隔臨場」の実施要項の上で、いくつかの自治体では、発注者が遠隔からの立会のもとで実施したという記録を残すため、実施記録の画面キャプチャ内の撮影時に監督員などの画像表示が必要とされる場合があるとのこと。

 そこでセーフィーは両製品において、「遠隔臨場」の実施記録の撮影時に、監督員などのワイプ映像を表示した状態で画面キャプチャを撮影する「遠隔臨場モード」を追加した。必要に応じて、管理画面(Safie Viewer for PC)上で「遠隔臨場モード」を有効にすることで、監督員などはPC・タブレットを通して自身のワイプ画像を表示でき、実施記録のキャプチャ内に含めた状態で端末に保存ができる。

 なお、撮影はPCやタブレット端末のスクリーンショット機能を利用し、ワイプ映像を含むスクリーンショット画像はPCやタブレット端末内に保存されるとした。