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チェック・ポイント、「Check Point Harmony Endpoint」に脆弱性対策と自動パッチ管理機能を搭載

 Check Point Software Technologies(以下、チェック・ポイント)は米国時間5月11日、同社のエンドポイントセキュリティソリューション「Check Point Harmony Endpoint」を拡張し、脆弱性対策と自動パッチ管理機能を搭載すると発表した。

 チェック・ポイントでは、ランサムウェア攻撃などの脅威から身を守るためには、脆弱性の問題に対処する必要があるが、多くの場合、脆弱性にパッチを当てるプロセスは複雑で時間を必要とすると説明。多くの企業は自社環境の脆弱性の状況を把握できておらず、また把握できていたとしてもパッチの適用に平均で97日も要しているというレポートを紹介し、こうした課題への取り組みとして、エンドポイントセキュリティソリューションであるHarmony Endpointを強化し、脆弱性評価機能とパッチの自動管理機能を追加したとしている。

 機能強化は、最新パッチが適用されていないシステムの脆弱性を突いて不正なアクセスを行うサイバー攻撃の増加に対応するもので、この機能を提供するため、チェック・ポイントはIvantiと提携し、クラウドからエッジまでソフトウェアの脆弱性を評価して修復する「Ivanti Patch Management」を、チェック・ポイントのエンドポイント向けソリューションであるHarmony Endpointに組み込んだ。

 この強化により、Harmony Endpointのユーザーは、攻撃対象領域を最小化し、運用効率を高めると説明。パフォーマンスへの影響を最小限に抑えつつ、組織のエンドポイントを自動的にスキャンすることや、すべてのデバイスの状態を包括的に可視化して、ITおよびセキュリティチームの貴重な時間を節約、脆弱性への自動パッチ適用やセキュリティポリシーの導入により、安全で中断のないワークフローを実現するといった、インテリジェントで自動化されたプロセスを備えられるとしている。