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クオリティソフト、クラウド型IT資産管理ツール「ISM CloudOne 7.3」を提供 グループ企業全体のセキュリティ可視化機能を搭載

 クオリティソフト株式会社は23日、クラウド型IT資産管理ツール「ISM CloudOne」の新版「同 Ver.7.3」をリリースしたと発表した。把握しにくいエンドポイントのセキュリティ状況を一目で把握できる機能として、「CentralConsole」「SaaS利用状況レポート」の両機能が追加されている。

 ISM CloudOneは、クラウド型のPC管理/セキュリティ対策サービス。脆弱性診断やURLフィルタリング、禁止ソフトウェア起動制御といったセキュリティ機能から、PCに導入されているハードウェア/ソフトウェア管理、ライセンス管理、ファイル/ソフトウェア配布といったIT資産管理機能、スマートデバイス管理機能まで、さまざまな機能を統合して提供している。またVPNを利用せず、インターネット接続のみで、オフィスや在宅勤務、視点、店舗、海外拠点など、さまざまな環境下にある端末を一元的に管理できるという。

 新機能のうちCentralConsoleは、ひも付け登録を行った企業のセキュリティ診断結果を統合して全体参照し、グループ企業統合管理を行える機能。視認性が高いダッシュボードや、セキュリティ状況を一覧で見られるページにより、状況を簡単に把握できる。これにより、海外拠点などを含んだグループ企業全体のセキュリティ状態やセキュリティポリシーの適用状況を一目で把握し、内在する脆弱性の可視化やITガバナンスの強化に役立てられるとしている。

 一方のSaaS利用状況レポートは、社内におけるSaaSの利用状況を把握するための機能。社内で利用されたSaaSを可視化するための「SaaS辞書」を開発し、ISM CloudOneに連携可能な操作ログ管理サービス「ISM LogAnalytics」にて提供する。

 これを利用すると、SaaS辞書による自動突合により利用状況をレポートで確認でき、SaaSによるシャドーITのリスクの可視化に役立てられる。また利用されたSaaSのうち、利用が許可されているサービスはホワイトリスト、利用を禁止しているサービスはブラックリストに登録できるとのこと。