ニュース

OBC、クラウド型会計業務システム「勘定奉行クラウド」をリニューアルしインボイス制度に対応

 株式会社オービックビジネスコンサルタント(以下、OBC)は、クラウド型会計業務システム「勘定奉行クラウド」「勘定奉行クラウド[個別原価管理編]」「勘定奉行クラウド[建設業編]」(以下、勘定奉行クラウド)を、インボイス制度・電子帳簿保存法に対応できるようリニューアルし、5月26日より販売開始すると発表した。

 リニューアルした「勘定奉行クラウド」は、インボイス制度・電子帳簿保存法で求められる適格請求書の発行・受領・証憑の電子保存などを含む、幅広い経理業務に対応する。特長は、こうした制度要件に抜け漏れなく対応するのみならず、施行後の業務をスムーズに行うための機能を搭載した点。一般的なシステムでは、制度要件を満たすことが目的となり、運用上の課題や非効率が残ってしまう可能性があるが、例えば、「証憑にタイムスタンプを付与して保管」するだけの対応では、「従業員が受領した証憑はどうするか」「紙で行っていた承認などの業務はどうするか」といった運用上の課題が残ってしまう。

 そこで、このような運用上の課題を生まないために、保管や仕訳前後に発生する業務の最適化を目指し、誰が受領した証憑でも、提出から承認、仕訳、保管までの一連の流れをペーパーレスで完結できる業務を実現するという。

 また、金融機関とのデータ連携やAIによるアシストを活用し、ミスや非効率の削減を図れる点も特長。あらゆる取引データとつながり自動仕訳を行うことで、手入力や転記作業をはじめとした、人の判断を必要としない手作業を削減するとのこと。

 さらに、従来のオンプレミス型会計システムと同等の会計業務ができるだけでなく、集計やチェック業務などを従来以上に高い品質で行えるとした。今回はインボイス制度対応以外にも、内訳書・概況書作成に対応し、決算・申告業務をよりスムーズに行えるようになったとしている。

 年間利用料は、例えば「勘定奉行クラウド」Aシステムの場合、1ユーザーあたり23万4000円(税別)。