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KCCS、小・中学校向けのクラウド型図書館システム「ELCIELO for School」を提供

紙の本と電子コンテンツを一元管理可能

 京セラコミュニケーションシステム株式会社(以下、KCCS)は9日、学校向けクラウド型図書館システム「ELCIELO for School」を提供開始すると発表した。

 ELCIELO for Schoolは、小・中学校向けのクラウド型図書館システムで、紙の本だけでなく、電子書籍や音声読み上げコンテンツのオーディオブックなども一元管理できる点が特長。児童生徒は、GIGAスクール端末などから同システムへログインすることにより、図書館や自宅でも、場所を問わず手軽に紙の本や電子書籍などの電子コンテンツを横断して検索・利用できるとした。

 また、KCCSの公共図書館システム「ELCIELO」との連携にも対応するため、ELCIELOを導入している自治体では、両システムを連携させることにより、学校図書館の書籍だけでなく、公共図書館の蔵書や電子書籍についても検索・利用が可能になるとのこと。

 KCCSによれば、学校図書館では、紙の本に加え電子書籍の導入検討が進みつつあるものの、紙の本と電子書籍をそれぞれ別のシステムで管理している場合が多く、管理の煩雑さ解消が求められているとのこと。しかしELCIELO for Schoolを利用すると、こうした課題を解消するとともに、児童生徒に対しても、検索・利用に関する利便性を提供できるとアピールしている。

 なおKCCSでは、5月10日~12日に東京ビッグサイト西展示棟で開催される「第14回 EDIX(教育総合展)東京」に、ELCIELO for Schoolを出展するとのことだ。