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セキュアとワークラボ函館、函館朝市駅二市場にて画像解析を用いた人流分析の実運用を開始

 株式会社セキュアとワークラボ函館は1日、函館朝市駅二市場にて、画像解析ソリューションを活用した人流分析の実運用を同日より開始したと発表した。

 セキュアでは、株式会社ネットリソースマネジメントとハコレコドットコム株式会社が運営するラボラトリーのワークラボ函館に協力企業として参画し、函館市内にて共同で実証実験を行ってきた。

 この実証実験では、セキュアが展開する画像解析ソリューションを活用し、入店人数や退店人数、滞在人数などのピープルカウントを実施していたが、一定の効果が確認できたため、実運用を開始することになったという。

 実運用では、函館朝市駅二市場の人通りが多い入り口にカメラを設置してデータを取得・分析し、混雑状況の把握や人気商品の配置最適化などのマーケティング施策に活用するとした。人流分析のソリューションとしては、客数情報解析ソフトウェア「Vemcount」とAIステレオカメラを利用する。AIステレオカメラを使用することで高精度の計測を実現し、入退場の人数、行列の長さや密度、滞在時間、移動などに関する測定結果や分析結果をリアルタイムで把握できるとのことだ。

 なおセキュアのステレオカメラにより、映像をデバイス側で解析して解析結果のデータのみを保持する仕組みとなっており、個人を特定せずに情報を活用するとしている。