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請求書受領・送付システム「マネーフォワード クラウドインボイス」、新たに取引関連帳票の送付機能を提供

 株式会社マネーフォワードは24日、中堅・エンタープライズ企業向けの請求書受領・送付システム「マネーフォワード クラウドインボイス」を強化し、請求書を中心とした取引関連帳票の送付機能を提供開始すると発表した。なお、現時点では一部機能の提供にとどまり、5月末日の正式リリースを予定している。

 マネーフォワード クラウドインボイスは、2022年8月の発表以来、インボイス制度に対応した中堅・大企業向け請求書受領システムとして展開されてきた。今回はこの機能を大幅に強化し、請求書を中心とした取引関連帳票の送付機能(送付プラン)の提供を開始する。

 この送付機能(送付プラン)では、請求情報のCSVや請求書のPDFのデータといった取引関連帳票をアップロードするだけで、取引先ごとに自動で振り分け、ワンクリックで各取引先に応じた方法で送付できる。送付方法は、送付先ごとにWeb・郵送・FAX・メールと柔軟に設定可能。また、請求情報のCSVをもとに、請求書フォーマットをインボイス制度に対応したものに変換でき、今後はPeppolをはじめ、業務上必要なあらゆる送付方法に対応していくとのこと。

 帳票のレイアウトは柔軟に設定できるため、取引先指定のレイアウトにも対応可能。送付データの一元管理ができる。発行した請求書等の控えは電子帳簿保存法に対応した形で保管を行えるとした。

 なお今回のサービス拡充により、請求書の受領における「受領機能(受領プラン)」と、請求書等の取引関連帳票の送付における「送付機能(送付プラン)」のどちらかを選択して利用したり、両方を合わせて利用したりできるようになる。これにより、利用者の請求業務の課題に合わせて段階的な導入を行えるほか、他社の請求関連サービスや、すでに導入済の基幹システムと組み合わせた利用にも対応するとのことだ。