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NECネッツエスアイ、「Trend Micro Mobile Network Security」を活用したローカル5G環境向けセキュリティ運用サービスを提供

 NECネッツエスアイ株式会社は19日、同社のセキュリティオペレーションセンター(SOC)と、トレンドマイクロ株式会社が提供するモバイルネットワーク向けセキュリティソリューション「Trend Micro Mobile Network Security」を組み合わせたセキュリティ運用サービスを提供開始した。

 5Gネットワークセキュリティ運用サービス for Trend Micro Mobile Network Securityは、ローカル5G環境への不正なデバイスの持ち込みなどの脅威や、IoTデバイスには一般的なセキュリティソフトをインストールすることが困難な場合があるといった、ローカル5Gネットワークにおける課題を解決するサービス。

「5Gネットワークセキュリティ運用サービス for Trend Micro Mobile Network Security」イメージ

 サービスでは、Trend Micro Mobile Network Securityが有する、IoTデバイスの識別番号(IMEI)とSIMの固有番号(IMSI)の組み合わせを照合するIoTデバイスの真正性チェックや、IoTデバイスの脆弱性を悪用する攻撃をブロックする侵入防御(IPS/IDS)、不正なWebサイトへのアクセスをブロックするWeb脅威対策、IoTデバイスからの異常通信をブロックする異常通信検知といった機能を活用。顧客のローカル5Gネットワークに脅威となる情報を検知し、SOCに送信する。

 SOCではこれらの情報をもとに、専門スキルを有したセキュリティアナリストがリアルタイムで脅威の解析を行い、対策立案や通信遮断対応などをトータルでサポートする。NECネッツエスアイ独自の脅威インテリジェンスと、Trend Micro Mobile Network Securityの脅威インテリジェンスを併用し、セキュリティアナリストが顧客のローカル5Gネットワークを監視するとともに、脅威が検出された際は速やかに解析し、リスクレベルの判断を行う。また、統合脅威管理機器やエンドポイントセキュリティなどほかのセキュリティ製品も監視対象としている場合は、より総合的な脅威の監視が実現できる。

 インシデント発生時には、解析した結果に基づき、対策に必要な推奨手順を顧客に案内する。また、ネットワークからの隔離が必要と判断した場合は、NECネッツエスアイのセキュリティアナリストがリモートで緊急隔離対応を行う。24時間365日体制で緊急時に対応し、例えば顧客に代わって、Trend Micro Mobile Network Securityで検知した攻撃通信の送信元IPアドレスからの通信を、ファイアウォールでブロックするといった対応が行える。

 また、オプションとして、顧客機器のインシデント検知状況や傾向、監視状況などを月次レポートとしてまとめ、顧客に報告を行うサービスも提供する。

 5Gネットワークセキュリティ運用サービス for Trend Micro Mobile Network Securityの価格は月額20万円(税込)から。