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スカイロジック、自動メーター監視システム「EasyMonitoring2」にAI機能を追加 人間や鳥獣の侵入検知などにも対応

 株式会社スカイロジックは4日、目視の巡回確認をカメラと画像処理で自動化する自動メーター監視システム「EasyMonitoring2」に、AI機能を追加すると発表した。監視したい機器や装置にカメラを付けることで、監視対象物を一定の周期で画像処理し、人間が巡回するように正常/異常の判別や、読み取った値の記録を計器ごとに行えるという。

 EasyMonitoring2は、従来は目視で行われていた巡回確認を、カメラと画像処理で自動化するメーター監視システム。アナログメーターや7セグ表示器などの数値の変化や流量計、フロートメーター等の読み取りに対応するほか、ランプの点灯状態・炎の色・材料の残量などの色、形状が変化する監視対象物をカメラで撮像し、画像処理ソフトで検査を行うことで、監視作業を自動化できるという。

 今回の強化ではAI機能が追加され、人の目でないと難しいとされていた、縦回転電力メーターの読み取りや金属刻印などの難読文字の読み取りに対応した。また計数機能により、製造現場内での部品や資材を計測し、巡回しなくても在庫確認を行えるとしている。

 さらにAI機能では、人の検知、虫や異物の検出も可能になったほか、人の不在と禁止区域立ち入り監視、動物の侵入検知などにも適用できる。電源のない山林や農地でも、ソーラーバッテリーによる電源供給と携帯電話回線による画像収集が可能なため、イノシシやシカによる食害、不法投棄などに対し、リアルタイムで通知を行えるとのことだ。

禁止区域の立ち入りの監視と、定位置での人の不在の監視をひとつのカメラで同時に行える
畑を監視し、侵入したイノシシを感知して検出結果を表示