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テクマトリックス、C#/VB.NET対応静的解析・動的解析ツールの最新版「dotTEST 2022.2」を販売

 テクマトリックス株式会社は29日、米Parasoftが開発したC#/VB.NET対応静的解析・動的解析ツールの新バージョン「dotTEST 2022.2」を販売開始した。

 dotTESTは、.NETアプリケーションの開発とテスト工数の削減をサポートするC#/VB.NET対応静的解析・動的解析ツール。1000個以上のコーディングルールをもとにソースコードを静的に解析し、プログラムの問題点やファイルを横断した処理フローに潜む検出困難なエラーを検出する。また、.NETアプリケーションの実行中のカバレッジ情報を収集し、テストの抜け漏れの確認を容易にする。

 新バージョンでは、dotTESTの静的解析にセキュリティ関連ルールが多く追加された。クレジットカード業界のセキュリティ基準「PCI DSS」の最新バージョン(ver.4.0)や、共通脆弱性タイプ一覧「CWE」のver.4.9や、CWE Top 25 2022(+On The Cusp)に対応した静的解析が可能になった。専用のダッシュボードとウィジェットを利用して、dotTESTの静的解析ルール違反の結果をPCI DSSやOWASP、CWEなどの基準のリスクスコアリングにマッピングすることで、各基準にのっとった順守サマリーレポートや逸脱のレポートをいつでも確認できる。

 環境面では、C# 10と11、.NET 6と7のサポートを開始した。そのほか、Visual Studio 2022のサポートやVisual Studio Code上でのテスト実行時のカバレッジ取得ができるようになり、ユーザビリティの向上が期待できるとしている。

Visual Studio Codeのカバレッジ視覚化イメージ

 また、dotTESTの付属製品として、軽量モデルの「スタンドアロン ライセンスサーバー 2022.2」を新たにリリースした。従来、ライセンスサーバーのみの用途でも、Parasoft DTPに内蔵されるライセンスサーバーを利用する形となっていたが、今後はセットアップの簡略化と軽量な動作を実現したスタンドアロン ライセンスサーバーを利用できる。