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TIS、スマホアプリに導入できる顧客行動可視化サービス「キャクシル」を提供

ファーストユーザーとして北海道日本ハムファイターズが導入

 TIS株式会社は2日、ラベリングされた顧客行動データを活用し、効果的なマーケティングを実現する顧客行動可視化サービス「キャクシル」の提供を開始すると発表した。

 キャクシルは、SDKを既存のスマホアプリに埋め込むだけで、顧客(スマホアプリユーザー)の位置/行動データ取得のほか、アプリ決済機能(自社Pay)、スマートキーなどのDX機能を簡単にアプリに追加でき、取得した顧客の購買データや位置情報データなどをもとに、顧客属性をラベリングして提供するサービス。

キャクシルの全体像

 これまでは見えていなかった顧客行動の一面をデータとして取得でき、この情報を分析・活用することで、適切な方法とタイミングで有効なターゲットにマーケティング施策を打ち出すことを可能にする。

 企業の顧客向けアプリへ容易に新しい機能を追加できるため、顧客に対するUX向上でアプリの利用頻度向上が期待できると説明。さらにラベリングされた顧客情報から、顧客の趣味嗜好や行動を把握し、有効なターゲットに対して効果的なマーケティング施策の企画・実行を可能にするとしている。

 キャクシルは、ファーストユーザーとして、株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメント(以下:FSE)に導入されている。

 FSEでは、キャクシルのアプリ決済機能を利用して、2023年3月開業予定の北海道ボールパークFビレッジでの買い物で利用できる「FビレッジPAY」の提供を開始した。FビレッジPAY決済方法として、銀行口座、クレジットカード、F NEOBANKのいずれかを登録すると、Fビレッジ内の買い物にてアプリ会員証QRコードをかざすだけで決済も完了する、簡単かつスピーディに支払いできる決済サービスとして提供される。さらに、今後は蓄積された購買データにTISがラベリングを行い、FSEのマーケティング施策に活用する予定。