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FXC、10Gやマルチギガビットにも対応したPoEインジェクター「PEX3001bt」 最大90Wの給電に対応

 FXC株式会社は1日、10Gigabit Ethernet(GbE)やマルチギガビットに対応したPoEインジェクター「PEX3001bt」を、同日より受注開始すると発表した。これを利用することで、既存のネットワーク構成やコストの影響を最小限に抑えつつ、電源の確保がしにくい場所にPoE対応機器を設置できるという。価格は3万2800円(税別)。

 PEX3001btは、IEEE802.3af/at/bt規格に準拠した最大90Wの電力供給が可能なPoEインジェクターで、消費電力の高いPoE++対応デバイスへの給電も可能。ネットワークインターフェイスは10GBASE-Tや2.5G/5GBASE-T、1000BASE-Tなどに対応するので、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)対応アクセスポイントの利用においてもボトルネックにならないとした。

 また、動作温度が-20℃~50℃と広範囲に対応しているので、工場や倉庫など、高温になる過酷な環境下での利用にも適しているとのことだ。

 このほか、入出力が過電圧状態になった時に過電圧を抑制する過電圧保護機能(OVP)や、出力部の異常によって過電流が流れた時に出力を停止する過電流保護機能(OCP)、電源がショートした際に動作を停止し、過大な電流が流れるのを防ぐ短絡保護機能(SCP)などの保護機能も搭載する。