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BBSecとテリロジー、産業用制御システムに向けたセキュリティリスクアセスメントサービスを提供

 株式会社ブロードバンドセキュリティ(以下、BBSec)と株式会社テリロジーは16日、産業用制御システムに向けた「制御システム・セキュリティリスクアセスメントサービス」を開始すると発表した。BBSecがサービスを提供する。

 このサービスは、金融・行政・医療など、国民生活や社会経済活動の基盤となる重要インフラや、IoT技術の進展によりネットワークに接続されることが増えた工場およびビル管理の制御システムなどに対し、TCP/IPプロトコル以外の通信も含めたセキュリティリスク分析を行うもの。

 具体的には、テリロジーが販売している米Nozomi Networksの「SCADAguardian」を利用して、AIと機械学習を駆使し、独自DPI(Deep Packet Inspection)技術による産業用制御システムのネットワーク監視を実施。対象となる制御システムの資産・ネットワーク情報、脆弱性および通信の挙動を可視化するとともに、その結果をBBSecの技術者が精査・解析する。

 また、BBSecの独自フレームワークを用いて、第三者の立場から現在実施されているセキュリティ対策の有効性と網羅性をチェックし、「情報セキュリティリスク第三者評価報告書」として報告する。あわせて、BBSecが設立以来蓄積してきたセキュリティの知見に基づき、「対策ロードマップ」を提出するとのこと。

 これらにより、利用企業は、今後の対策に直結する“現状の問題点”と“その解決策”を同時に入手するできるため、セキュリティリスクへの対応を早急にすすめられるようになるとしている。

 価格(税別)は、Standardプランが300万円から、Premiumプランが680万円から。