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ISID、Snowflakeの短期導入を支援するサービス「SnowBase」を提供

AWSやAzure上に環境を自動構築、監視・ジョブ運用の効率的な設定も支援

 株式会社電通国際情報サービス(以下、ISID)は30日、米Snowflakeのデータクラウド「Snowflake」の短期導入支援サービスとして、「SnowBase」を提供開始すると発表した。独自に開発したツールとテンプレート群を活用することにより、最低限の構成であれば最短2カ月でSnowflake導入が可能になるという。

 SnowBaseは、ISIDがこれまで培った大規模データウェアハウス(DWH)構築とクラウドインテグレーションのノウハウを用いて、クラウド型DWHサービスであるSnowflakeの短期導入を支援するサービス。独自の開発ツールとテンプレート群の活用により、1)クラウド環境構築、2)Snowflakeの設定、3)各種データソースからのデータ連携・統合プログラムの開発、4)監視・ジョブ運用設定――などを支援するとした。

 このうち1)では、構築すべき環境を独自に定義したファイルやオープンソースソフトウェア(OSS)を活用し、Amazon Web Services(AWS)もしくはMicrosoft Azure上に、データ分析に必要なワークロード一式を自動構築する。構築したアセットはCI/CDのフレームワークで管理し、差分を検証した上で自動構成変更にも対応する。

 2)では、Snowflakeの各種リソースをCI/CDのフレームワークで管理し、自動作成・設定を可能にする。

 また3)のデータ連携・統合プログラム開発では、独自開発したETLテンプレートを使用し、各種データソースから多種・多様・大量のデータ連携・統合プログラムを効率的に開発するとした。さらに4)で、独自開発した監視・ジョブ管理フレームワークにより、ジョブの起動・停止、リソース管理、通知機能を効率的に設定するとのこと。

 ISIDでは、同サービスを利用することで、最短で構築期間2カ月からのスモール&クイックスタートが可能になる点や、スムーズに運用開始できる点、将来への拡張性を備えている点などをメリットとしてアピールしている。