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日立ソリューションズ東日本、需要予測ソフト「Forecast Pro 12.0」を提供 非線形データへの予測精度向上を支援

 株式会社日立ソリューションズ東日本は27日、販売実績や外部要因などのデータをベースに、統計モデルを適用し、将来を予測する需要予測ソフトウェア「Forecast Pro」において、機械学習AI予測モデルを追加した新版「同 バージョン12.0」を2月3日より提供開始すると発表した。

 「Forecast Pro」は、過去の販売実績等のデータをベースに、プロモーションやキャンペーン、気温・天気、経済指標等、複数の過去および将来の外部要因を考慮した需要予測を行えるソフトウェア。指数平滑法、ボックス・ジェンキンス法、類似モデル(新製品向け予測手法)など10種類の予測手法群を搭載し、データの傾向から、最適な予測手法を自動選択する予測自動選択機能(エキスパートシステム)を活用して、高い精度での需要予測を実現するという。

 また、予測の根拠をわかりやすく明示でき、なぜそのような予測に至ったかの理由を確認できる点も特長で、関係部門へ的確な説明を行えるので、納得感を持って需要予測結果を活用できる。

 今回の新版では、従来の予測手法群に加え、新たに機械学習AI予測モデル(XGBoost)が搭載され、機械学習AI予測モデルを含めた最適な予測モデルでの需要予測が可能になった。従来手法では需要予測が難しかった、不規則なデータに対しての有効性が高く、予測精度が高い需要予測を実現するとしている。さらに、機械学習AI予測モデルの主要パラメータの個別設定や、時系列特徴量以外に複数の外部要因を考慮するなど、予測モデルのカスタマイズが可能とのこと。