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クロスロケーションズ、目的に対応した人流データを提供する「Location Data Service」

 クロスロケーションズ株式会社は27日、各業界・業種の目的に対応した人流データを提供する「Location Data Service」を開始した。

 クロスロケーションズでは、独自開発の位置情報ビッグデータ解析エンジン「Location Engine」や、その機能を使ったクラウド型分析プラットフォーム「Location AI Platform」、 オンライン登録で人流データ分析が可能な「人流アナリティクス」を提供している。

 Location Data Serviceは、位置情報ビッグデータをAIで独自に解析処理し、さまざまな目的・課題に応じた人流データを提供する。第一弾として提供する人流データは、1)オフィス出社率指数、2)外国人の国内外の人流データ、3)店舗チェーン別人流データで、今後、各業種・業界・企業のニーズに対応して、順次種類を追加していく。

 オフィス出社率指数データは、対象地域が東京、名古屋、大阪。提供形態はCSV、データ転送。データ更新頻度は日次。UI構築・利用はGoogle Looker、Tableauに対応(構築費用は別途)。価格は、1オフィス・エリアで年額30万円。契約は法人単位・年間契約。

 外国人人流データ(国内・海外)は、日本国内や海外における外国人の人流データを提供する。提供形態はPDF、CSV。データ更新頻度は月次。価格は10地点で月額10万円。契約は法人単位・年間契約。

 店舗チェーン別人流データは、チェーン別で都道府県別合計の人流データを提供する。提供形態はCSV、データ転送。データ更新頻度は日次。UIはLocation AI Platformまたは人流アナリティクスで可能。個別UI構築はGoogle Looker、Tableauに対応。価格は1チェーンで月額10万円。契約は法人単位・年間契約。

 これらのデータはいずれも、個別店舗・工場・オフィス・スタジアムなど、建物単位のピンポイントデータ分析を行っている。メッシュ型位置情報データの分析では難しかった、特定のピンポイント地点における消費者行動を準リアルタイムにデータとして送ることで、素早く可視化でき、消費者の動向分析や分析地点周辺の人流を把握できるため、リアルとデジタルを連動させた取り組みを行うなど、さまざまなマーケティング施策やサービス向上につなげられるとしている。