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ユービーセキュア、NRIセキュア、GSXの3社、クラウド型Webアプリケーション診断ツールを共同開発

 株式会社ユービーセキュア、NRIセキュアテクノロジーズ株式会社(以下、NRIセキュア)、グローバルセキュリティエキスパート株式会社(以下、GSX)の3社は26日、セキュリティ人材不足の解消に向け、クラウド型Webアプリケーション診断ツールの開発で連携すると発表した。

 3社では、企業が大量のWebサイトの脆弱性診断やその管理をくまなく実施するためには、セキュリティ診断の専門知識や診断作業に必要なリソースを確保し続けるとともに、診断のルールや保有するサイトの探索から棚卸しなども含めた、一元管理の仕組みを整備する必要があると説明。一方、セキュリティ人材や育成ノウハウの不足により、セキュリティ診断の内製化はコスト面でも大きな負担となるといった課題があるという。

 こうした課題に対して、ユービーセキュア、NRIセキュア、GSXはそれぞれが有するノウハウやリソースを持ち寄り、機械学習や動的解析の活用による自動診断を可能にし、かつWebサイト群の探索から診断結果を一覧で管理できるツールを協力して開発していくとしている。

 開発するクラウド型Webアプリケーション診断ツールは、「セキュリティ診断/脆弱性検査と管理をより簡単に、より身近に」をコンセプトに、クラウド型でサービス提供し、ブラウザーで利用できる。

 機械学習、画面動的解析などの技術による自動診断、直感的な操作、分かりやすい診断結果、診断対象画面遷移図の表示などの機能を備え、Webサイトの探索、棚卸しから診断結果を一元管理できる。セキュリティ担当者やサイトオーナー、開発者が共通の画面でセキュリティ状況をチェックでき、中小企業から大企業まで利用できる柔軟な価格設定になるとしている。

 3社では、2023年4月をめどに、ユーザー企業へのサービス提供を予定する。