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クオリカ、小売専門店向けソリューション「SpecialtyQube Growth」で店舗・ECの在庫一元管理を実現するOMO機能を提供

 クオリカ株式会社は17日、アパレル・小売業界を専門とした物流サービスを提供する株式会社エムジェイファンクション(以下、MJF)と協業し、小売専門店向けトータルソリューション「SpecialtyQube Growth」の新機能として、オフラインとオンラインを融合し、消費者がいつでもどこでもあらゆるチャネルで商品購入が可能となるOMO(Online Merges with Offline)機能を、1月にリリースしたと発表した。

 SpecialtyQube Growthは、クオリカが小売業の支援を通じて得た技術やノウハウを生かして、バージョンアップを重ねてきた販売在庫管理・顧客管理・MD業務など、小売専門店の業務を網羅したソリューション。今回リリースしたOMO機能では、これまで各店舗とECサイトで別々に管理していた在庫の一元管理を可能にすることで、店舗とECサイトの在庫共有による各販売チャネルの欠品を防止し、店舗とECサイトをまたぐ販売プロセスの実現により、消費者購買体験の価値向上を図れる。

 OMO機能は、SpecialtyQube Growthと、MJFが提供するCommons(統合在庫管理システム)が連携することで実現。Commonsは、EC在庫や倉庫の店舗向け在庫を管理するWMS(倉庫管理システム)SMARTS-Neo.とリアルタイム連携しているため、店舗在庫を管理するSpecialtyQube Growthとの連携により、Commons 上で全在庫場所の在庫情報の共有が可能となる。

 すべての店舗とECの在庫情報を統合管理することにより、販売可能枚数を最大化する。ECサイトおよび各店舗で自店舗の在庫に限らず、他店舗の在庫も含めて販売または取り置き予約が可能となり、店舗側でECサイトの在庫からの引き当てや取り置き予約の指示情報を一覧で閲覧可能。また、店舗での取り置きや顧客への配送など登録された作業情報がECサイトへ連携されるため、ECサイトの利用者へ取り置きや配当の作業完了通知も可能となる。

 クオリカでは、今後もユニファイドコマースの概念を基軸に、消費者の購買体験価値のさらなる向上、企業の売り上げ機会損失や在庫ロスといった課題解決のため、サービスの進化を続けていくとしている。

OMO機能で実現する在庫管理