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インフォマートの「BtoBプラットフォーム 契約書」、長期署名規格対応の電子署名やタイムスタンプを電子文書に付与可能に

 株式会社インフォマートとサイバートラスト株式会社は12日、インフォマートが提供する電子契約システム「BtoBプラットフォーム 契約書」と、サイバートラストのトラストサービス「iTrust(アイトラスト)」が連携したと発表した。この連携により、契約書や取締役会議事録をはじめとする、企業が発行する電子文書に対し、BtoBプラットフォーム 契約書によって、長期署名規格(PAdES)に対応した電子署名やタイムスタンプを付与可能になったという。

 BtoBプラットフォーム 契約書は、企業間で交わされる契約をWeb上で締結できるクラウドサービス。文書の電子化によって、文書の送付から署名、返送、管理といったすべての業務をデジタル化し、一元管理することが可能になる。これにより、従来の契約業務にかかっていた手間とコストを削減し、バックオフィス業務の効率化やテレワーク実現に寄与するという。

 今回は、サイバートラストのiTrustとの連携により、長期署名規格に対応した電子署名とタイムスタンプが付与可能になるため、契約書の高い信頼性と真実性を確保できるという。

 具体的には、国際的な電子認証局の監査規格「WebTrust for CA 監査」に合格し、Adobeの認定するルート証明書リスト(AATL)に対応した「iTrust 電子署名用証明書」、JIPDECの厳格な基準に基づく審査を実施し、厳格な規程をもって運用されているリモート署名(電子契約)サービス「iTrust リモート署名サービス」を採用。これによって、BtoBプラットフォーム 契約書を活用した電子契約において、Adobe AcrobatやAcrobat Readerなどで有効な電子署名として、信頼性を視覚的に確認可能になるほか、より安心なリモート署名が可能になるとしている。