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レノボ、アクティア、グレイステクノロジーが協業、企業におけるARマニュアルの導入を支援

 レノボ・ジャパン合同会社(以下、レノボ)は12日、レノボが販売するARソリューションセット「ThinkReality A3 Industrial Edition」と、そこに含まれる作業手順支援・遠隔エキスパートソリューション「holo one sphere」のエンドユーザーへの導入支援において、アクティア株式会社、グレイステクノロジー株式会社との3社協業を進めると発表した。

 ThinkReality A3 Industrial Editionは、エンタープライズ向けARスマートグラス「ThinkReality A3」のラインアップのうち、主に生産現場での作業支援やリモートアシストによって、フロントラインワーカーの業務を支援することを目的としたモデル。専用Android Phoneに接続して利用できるARアプリ、ユーザーを支援するクラウドサービスとユーザーサポートをパッケージで提供している。

 今回の協業では、従来テキストとイラストでしか表現されなかったマニュアルから脱却して、テキスト、イラスト、映像、音声による説明、さらにはエキスパートからの遠隔支援を受けられる新たなARマニュアルの導入を支援するとした。このARマニュアルの導入が実現すると、作業者は紙をめくることなく、ThinkReality A3にAR表示される操作手順や映像をハンズフリーで操作できるようになる。

 支援サービスは、グレイステクノロジーのマニュアル製作ノウハウ、アクティアの先端テクノロジーを実サービスに活用するノウハウを生かして提供され、従来のマニュアルを分析するほか、作業者へのインタビューなどを実施し、作業者が一目でわかるARマニュアル作成をサポートするとのことで、導入支援サービスを受けることにより、通常6カ月かかるオンボーディング作業を3カ月程度に短縮可能としている。

ARマニュアル構成イメージ