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SCSK、製造業向け業務テンプレート「atWill Template」でCPQテンプレートを提供開始

製品の仕様選定から見積もりまでのプロセスを効率化・自動化

 SCSK株式会社は8日、企業独自の強みを生かしたシステムを素早く構築する、製造業向け業務テンプレート「atWill Template」において、製品の仕様選定から見積もりまでのプロセスを効率化・自動化を支援する機能を備えたCPQテンプレートを提供開始すると発表した。

 atWill Templateは、業務にシステムを合わせるための製造業向け業務テンプレート。各企業が持つ強みを生かしてシステムを迅速に構築するための業務機能を「業務テンプレート」として提供しており、このテンプレートを業態にあわせて必要な分だけアレンジすることで、迅速・柔軟に業務へフィットできるようにするという。

 同製品では、従来、生産管理やアフターサービスの領域を中心としてきたが、今回は新たにCPQを提供する。CPQとは、Configure(製品選定)、Price(価格算定)、Quote(見積明細書作成)の頭文字をとったもので、製品仕様や構成を適切な価格で見積もりまでの一連の流れを指す。CPQテンプレートでは、複雑になりやすい製品・オプション情報の管理から見積作成・価格調整・見積明細書出力までの機能を提供し、こうしたプロセスの効率化や自動化を支援するとした。

 なお製品では、業務利用イメージに合わせて、動作する画面を見ながらフィット&ギャップ分析を進めることで、認識の齟齬が発生せず、利用企業の業務プロセスに適したシステムを短期間で導入できるほか、製品・オプション情報や選定ルールの設定は、Excelに入力したデータをもとに一括登録・更新を行えるとのこと。

 価格は個別見積もりだが、参考として、初期費用が300万円から、月額利用料が30万円から。

 SCSKでは、今回のCPQテンプレートの提供により、製造業の見積~受注、生産、製品販売後のアフターサービスまで、一気通貫での業務支援が可能になっており、これによって、製造業の一連の管理・業務負荷の軽減を図るとその狙いを説明している。