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CTC、統合プラットフォーム「MuleSoft」を用いたシステム間連携の支援サービスを提供

APIの設計や開発から、連携に関わる作業、運用管理までをトータルに支援可能

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は7日、株式会社セールスフォース・ジャパンのビジネスユニットであるMuleSoftとSIパートナー契約を締結したと発表した。CTCではこれに伴い、APIの設計、開発、各種システムとの連携や運用管理を含めたシステム構築支援サービスを提供する。

 MuleSoftは、システム間での円滑なデータ連携を実現するために、APIの設計、開発、運用管理を可能とするAPI統合プラットフォーム。仕様の異なるシステム間でもAPIやプリセットのコネクタを用いてシステムやデータの連携を容易に行えるほか、既存システムの機能のAPI化も実現可能なため、システム改修や新規システムの開発において、既存システムの機能を有効活用できるという。さらに、一度作成したAPIは再利用可能なことから、開発の効率化とコスト削減につなげられるとした。

 CTCでは、MuleSoftの活用を検討している企業・団体に対して、既存システムや連携先のシステムの環境調査、コネクタの設計や実装、動作確認などを実施し、検証や商用の環境構築を支援するとのこと。また、システム連携に関わる構築支援に加えて、APIの設計、開発、運用管理を含め、システム全体の構築サービスを提供するとしている。

 同社は、小売業や製造業などの企業を中心にサービス展開する考えで、3年間に20億円の受注を目指す。