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GRCSやユービーセキュアなど5社が提携、中小企業向けセキュリティ対策サービスを共同で提供

 アイティーエム株式会社、株式会社アシュアード、株式会社クルウィット、株式会社GRCS、株式会社ユービーセキュアの5社は15日、共同で中小企業向けセキュリティ対策サービスを提供開始したと発表した。

 このサービスでは、各社のセキュリティ対策サービスを組み合わせ、顧客のニーズに合わせてカスタマイズしたサービス構成とすることで、セキュリティ対策へのハードルが高い中小企業においても、セキュリティ対策導入を平易にし、セキュリティ水準の底上げに寄与するとしている。

 またサービスでは、セキュリティ対策を以下の3つのステップに分け、それぞれのステップごとにサービスを提供する。

STEP1:IT資産の可視化・セキュリティ相談窓口の開設でセキュリティ対策の土台を構築
STEP2:可視化したIT資産に対してセキュリティ診断を実施し脆弱性を可視化
STEP3:検出された脆弱性の対応状況の管理を実施

 STEP1では例えば、ユービーセキュアがIT資産の可視化を実現する無償の「Webサイト探索棚卸サービス」や、セキュリティ相談窓口を開設する有償の「セキュリティヘルプデスクサービス」を提供。

 STEP2では、アイティーエムやアシュアード、ユービーセキュアが、Webアプリケーション、プラットフォームなどの脆弱性診断サービスを提供し、企業システムにおける脆弱性の可視化などを実現する。

 最後のSTEP3では、GRCSが、サイバーセキュリティリスク管理のためのクラウドサービス「CSIRT MT.mss」をベースに、各社のサービスと連携して脆弱性の検出状況の可視化やアラート通知、および脆弱性対応の進捗管理を行うためのセキュリティポータル・パッチマネジメントの機能をクラウドサービスとして提供する。またクルウィットでは、IPレピュテーションサービス「kr:ns(クロノス)」にて、不正IPアドレスリスト等の提供を行うとのこと。