JR東日本、東京駅構内のシェアオフィス「STATION DESK東京丸の内」をリニューアルオープン

　東日本旅客鉄道株式会社（以下、JR東日本）は、東京駅構内のシェアオフィス「STATION DESK東京丸の内」を11月8日にリニューアルオープンすると発表した。“ワークスタイルに応じて座席を選べる”という既存の方針はそのままに、完全個室を4席増やし、よりプライバシーに配慮した空間でWeb会議などに活用できるようにするとのこと。

　STATION DESK東京丸の内は、東京駅構内に開設されたシェアオフィス。ゆったり座れるソファ席の「CAVE」、PC画面をのぞかれずに作業可能なソファ席の「CAPSULE」、ハイパーティションに囲われた「SHELTER」など、用途に合わせて利用できる、さまざまなタイプの席を用意している。

　今回のリニューアルでは、完全個室型の「BOOTH」を4席増設した。このBOOTHでは、駅ナカへの設置が進みつつある「STATION BOOTH」と同様、セキュリティが保たれた静かな環境で、資料作成やメールなどの業務、電話やWeb会議などでのコミュニケーションを行えるという。

　またJR東日本は、パナソニック コネクト株式会社、エプソン販売株式会社と共同で、同施設内において顔認証機能による複合機・冷蔵スマートショーケース利用の実証実験も開始する。11月8日から2023年1月31日までの約3か月間、同施設の利用者は、無償で顔認証機能付きの複合機の利用、および冷蔵スマートショーケースからの飲料サービスを利用できるとした。

　具体的には、顔認証登録を済ませた利用者は、複雑な設定をすることなく顔認証を利用した認証印刷が可能になるとのことで、今回の実証実験では、会員1日あたり20枚までの印刷とコピーを、カラー/モノクロともに無償で利用できる。なおシステムは、エプソンのスマートチャージ対応複合機および認証印刷オプション「Epson Print Admin」と、パナソニック コネクトの顔認証クラウドサービス「KPASクラウド」とを接続・連携させて実現している。

　また、冷蔵スマートショーケース内の飲料も、顔認証により手ぶらで受け取り可能になるとのことだ。こちらは1回の利用につき、1人1本まで。