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ヤマハ、公式認定制度「YCNE」の中級試験「YCNE Standard★★」を11月29日より開始

上級試験は2023年秋以降の開始予定

 ヤマハ株式会社は31日、公式認定制度「ヤマハネットワーク技術者認定試験(Yamaha Certified Network Engineer:YCNE)」において、中級試験「YCNE Standard★★」を11月29日より開始すると発表した。受験料(税込)は、社会人/一般が1万9800円、学生が1万3200円で、11月15日より申込受付を開始する。

 主に中小規模向けのルータを中心に、スイッチ、無線LAN製品などを提供するヤマハでは、最新のネットワーク技術や自社製品における知識、専門性の高さを評価する公式認定制度のYCNEを2021年よりスタートさせており、現在は初級編の「YCNE Basic★」が提供されている。

 今回発表されたYCNE Standard★★は中級編にあたり、YCNE Basic★を合格できる知識・スキルを習得している人や、実際にヤマハネットワーク製品を提案・構築するエンジニアなど、すでに実務経験を持つ人の受験を想定しているという。

 問題数は75問の選択式(90分)で、7割程度の正解で合格となる見込み。試験は、PCを用いて試験を行うCBT(Computer Based Testing)方式で開催される。

 出題範囲は以下の通り。

1.ネットワーク基礎:アプリケーション層・ルーティング
2.ネットワーク構築:ネットワーク機器導入・設定、冗長構成・VLAN構築
3.ネットワーク運用管理:SNMP・ネットワーク可視化
4.セキュリティ基礎:ファイアウォール・VPN

 なお、YCNE Standard★★に対応する書籍「ヤマハルーター&スイッチによるネットワーク構築 標準教科書」は、株式会社マイナビ出版より発売される。また、YCNE Standard★★のスタートを記念したキャンペーンが、11月30日までの期間限定で行われ、YCNE Standard★★やYCNE Basic★のチケットなどが抽選で当たるとのこと。

 今後は、上級試験の「YCNE Advanced★★★」を2023年秋以降に開始する予定となっているほか、会員制コミュニティサイト「ヤマハネットワークエンジニア会(YNE)」でのeラーニング拡充も予定されている。