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アライドテレシスのWi-Fi 6対応アクセスポイント4モデル、有線ポートがLACPをサポート

 アライドテレシス株式会社は20日、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)対応無線LANアクセスポイント「TQ6000/TQm6000 GEN2シリーズ」のファームウェアをバージョンアップしたと発表した。新ファームウェア「Ver.8.0.2-0.2」は同社のWebサイトからのダウンロードできる。

 TQ6000/TQm6000 GEN2シリーズは、最新規格であるWi-Fi 6に対応したアクセスポイント製品群。8×8ストリームの「AT-TQ6702 GEN2」「AT-TQm6702 GEN2」、4×4ストリームの「AT-TQ6602 GEN2」「AT-TQm6602 GEN2」がラインアップされている。

新ファームウェアに対応するアクセスポイントのひとつ、「AT-TQm6702 GEN2」

 今回はこの4モデルにおいて最新のファームウェアを提供し、装備する2つの有線LANポートにおいて、対向するポート間でネゴシエーションを行い、リンクアグリゲーショングループ(LAG)を自動的に設定する機能「LACP(Link Aggregation Control Protocol)」をサポートした。

 LACPによって自動設定されたLAGは論理的に1本のポートとして扱われるため、通信速度の向上に寄与するほか、万一LAG内のポートに障害が発生しても、残りのポートで通信が継続できるため、信頼性の向上も実現するとのこと。

 アライドテレシスでは、上位装置との接続において、従来のスタティックLAG、もしくはLACPを選択可能となったことで、上位ネットワークへの帯域幅を増やせるだけでなく、柔軟な接続構成を組めるようになると、その効果を説明している。

 また、アクセスポイントのチャンネルや電波を自律的に調整し、無線エリア内の電波干渉を最小化することで安定した通信を実現する機能「AWC(Autonomous Wave Control)」を利用している場合のMACフィルタ設定数を、3000まで拡大した。これにより、アクセス可能な機器数を増やすことができ、より大規模なネットワークを安心して構築可能になったとしている。