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シュナイダーエレクトリック、京丹波町役場のサーバールームにモジュール型UPSなどのトータルソリューションを導入

 シュナイダーエレクトリックは17日、京都府の京丹波町役場に、集約型三相UPS、電源管理製品、サーバーラックといった同社のトータルソリューションを導入し、持続可能なサーバールームを構築したと発表した。

 京丹波町では、まちづくりの象徴および防災拠点として機能する新庁舎の建設に伴い、将来の拡張性を確保した持続可能なサーバールームの構築を進めた。旧庁舎では機器を追加するたびに小型UPSを増設していたため、それら小型UPSの集約による電力容量の最適化と、将来のサーバー負荷を考慮した拡張性を確保することが課題となっていたという。

 新庁舎におけるサーバールームでは、集約型三相UPS「Symmetra PX」を導入し、分散していた小型UPSの一元化と電力容量の最適化を実現した。モジュール型の設計のため、サーバー負荷に合わせた増設が可能となり、今後の拡張にも対応できる持続可能な環境を整備した。また、「Rack-Mount PDU」を導入したことで、それぞれのIT機器の電源管理も実現した。

 新庁舎の建築に際しては、サーバールームの電源容量や空調設備の規模やサイズについても、シュナイダーエレクトリックが施設の建築段階から打ち合わせに参加することで、十分な電源容量と空調設備を確保できたと説明。また、UPSやPDUの一元監視を可能にするインフラ監視ソフトウェア「StruxureWare Data Center Expert」や、アライアンスパートナーであるTHK製の免震装置も併せて導入し、防災拠点として次の世代に引き継げる持続可能なシステム環境を構築したとしている。