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シュナイダーエレクトリック、沖縄県豊見城市役所のサーバールーム運用を支援

 シュナイダーエレクトリックは26日、沖縄県豊見城市のサーバールームに、シュナイダーエレクトリックのDCIM(デーセンターインフラ管理)ソフトウェアや無停電電源装置(UPS)、冷却装置をはじめとするソリューション製品群が導入されたと発表した。

 沖縄本島南部に位置する豊見城市では、市の成長に伴い、市民サービスの充実および災害対策で、2018年12月に新庁舎が建設された。新しい庁舎のサーバールームはスペースが限られていたため、設置機器の見直しが必要だったほか、消費電力の改善や管理負担の軽減などが課題に上がった。

 こうした課題に対して豊見城市役所では、DCIMソフトウェア「StruxureWare Data Center」、モジュール型三相UPS「Symmetra PX」、サーバーラック「NetShelter SX」、ラックマウントPDU「Metered Rack-Mount PDU」、局所冷却「InRow」、コンテインメント「HACS」、温湿度監視システム「NetBotz」など、シュナイダーエレクトリックのソリューションを採用した。

 モジュール型三相UPSのSymmetra PXの導入により、複数の小型UPSを大型UPSに集約することで、機器の管理負担を簡略化するとともに、DCIMソフトウェアを導入して、設備の一元管理や環境を常時監視することにより、スムーズに運用が行えるようになった。

 また、消費電力の面においては、IT機器からの排熱をドアと天井で囲い込むコンテインメントシステムのHACSと、その熱気をラック内に組み込んで処理する局所冷却のInRowを導入することで、空調効率を高めた。さらに、これらのソリューションを導入したことにで、機器を集約して配置することができ、設備全体の設置スペース削減を実現したという。