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Ridgelinez、専門コンサルタントによるメタバース事業開発支援サービスを提供

 Ridgelinez株式会社は18日、メタバースの事業開発を企画から実証実験まで支援する「メタバース事業開発支援サービス」を提供開始すると発表した。

 メタバース事業開発支援サービスでは、Ridgelinezの都市開発・デジタル技術の専門コンサルタントが、バーチャル空間と現実空間双方からのアプローチで、メタバース活用による事業構想と新たな顧客価値創出を包括的に支援する。

 Ridgelinezでは、「バーチャル空間」と「現実空間」の両空間が折り重なる新しい部分を「メタコミュニケーション」として定義する。メタコミュニケーションでは、5G/6G通信やVR、ARなどが実現されることで、単なるテキストや動画の伝達から、体験や感情といった非言語の領域を共有することを可能とする。

 サービスでは、メタコミュニケーションに着目し、従来の通信などのコミュニケーションや情報をアップデートする。新しい価値提供を実現するために、都市開発やVR空間の開発、それらで利用するUIや決済、データサイエンスを利用した仕組みをサービスとして提供する。

メタバースが生み出す新たなコミュニケーション

 メタコミュニケーションサービスとしては、新規事業構想支援や、新規事業デザイン、マネタイズモデル設計、メタバースデータ活用モデル・アナリティクス設計支援、サービス構想・システム化構想支援、新規事業PoC・評価・実装支援など、メタバースの活用に関する実践的アプローチを提供する。

 アーバンデザインとしては、デジタルを活用した街づくり構想支援、PoC支援、都市空間に接続する人間中心デザイン、UX支援、都市空間におけるデータ活用ビジネスモデル構築支援、PoC支援、PFI事業都市開発アドバイザリーなど、デジタルで自主性、主体性を支える都市・空間デザインを提供する。

 また、Web3プラットフォームとして、ビジュアルコインプラットフォーム開発、多様な価値の交換基盤提供(環境価値、NFT、ポイント、チケット、地域通貨、企業通貨など)、Web3による透明性のある情報共有、意思決定、知財管理の支援など、ブロックチェーンをベースにした新しいエコシステムの構築を提供する。

 ワークオンデマンドとしては、DX人材マッチング支援や、データサイエンスコンペティション支援サービスなど、データサイエンスを活用し、潜在的な志向とニーズのマッチングを提供する。

 Ridgelinezでは、同社本社内に実証環境を整備し、端末やVR・ARのテスト環境を提供する予定。また、アカデミアや海外を含む技術パートナー企業とのパートナーシップの締結を推進することで、多分野における学術研究に基づいた知見や、先端的な機器を活用したサービスを提供していくとしている。