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スクデット、AIを活用したオンライン不正検知ソリューション「Sift」を提供

 株式会社スクデットは3日、オンライン不正検知ソリューションを開発・提供する米Sift Scienceと販売契約を締結し、AIを活用した不正検知ソリューション「Sift Digital Trust & Safety Suite(以下、Sift)」の提供を開始した。

 また、株式会社DGフィナンシャルテクノロジー(以下、DGFT)が、スクデットとの提携により、DGFTが提供する総合決済サービス「VeriTrans4G」の不正検知サービスラインアップの新サービスとして、Siftの提供を開始した。

 Siftは、クレジットカードの不正利用やアカウント乗っ取りなど、ECサイトやオンライン上での不正や悪用をAIにより即時に識別する不正検知・防止ソリューション。チャージバックなどの不正被害削減や、不正対策に関わるオペレーションの効率化、収益増加を実現する。

 Siftは、サイト内でのユーザーの行動全体をモニタリングし、AI・機械学習モデルによるリアルタイムのリスク判定をすることで、巧妙化する不正を検知する。また、2011年のサービス開始以来、BoxやTwilio、DoorDashなどの、全世界3万4000以上の多業種のサイト・アプリで利用されており、毎月700億件以上のユーザー行動を収集している。これらのユーザー行動をリアルタイムに学習し、AI・機械学習モデルに反映しているため、より精度の高い検知が可能となる。

 大規模グローバルネットワークを基盤にした世界共通のモデルや、地域、業種、顧客ごとにカスタマイズされるモデルなど、さまざまな機械学習モデルが複合的に適用されるため、導入事業者が手間のかかる不正ルールのチューニングを行うことなく、自社サービスに応じた最適な不正対策を実現できる。

 Siftは、クレジットカード決済時の不正利用や不正な大量購入を防止する「Payment Protection」、偽アカウントやアカウントの大量作成、アカウントの乗っ取りを防止する「Account Defense」、フェイクコンテンツやスパムコンテンツの投稿を防止する「Content Integrity」の3種類のプロダクトを用意。事業者は、自社の課題に応じて最適なプロダクトを選択して導入できる。