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Cloudflare、データを処理する地域を制御する「Data Localization Suite」を日本で提供開始

 米Cloudflareは21日、データを処理する地域を制御する「Data Localization Suite(DLS)」について、アジア太平洋地域3カ国(日本、オーストラリア、インド)での提供開始を発表した。

 Data Localization Suiteは、国内のデータの移動先や、アクセス権に関するルール、コントロールなどを簡単に設定・制御でき、データローカライゼーション規制を順守するためのサービス。企業は、Cloudflareのグローバルネットワークのスピード、セキュリティ、拡張性を享受しながら、現地でデータを処理できるようになる。

 トラフィックの処理地点の制御が可能で、トラフィックを検査するデータセンターのロケーションを選択できる。また、「Cloudflare Geo Key Manager」を使用して、秘密鍵の保管場所も選択できる。

 サーバーレスコードの構築とデプロイ、地域内制御も可能で、開発者がグローバルなパフォーマンスとローカルのコンプライアンス順守を両立できるアプリケーションを構築できる。また、「Jurisdiction Restrictions for Workers Durable Objects」で、特定の地域限定のサーバーレスアプリケーションも簡単に構築できる。

 Cloudflareのセキュリティ機能により、WAF、ボット管理、DDoS攻撃対策などを利用して、Webサイトの安全性とオンライン状態を確保できる。グローバルとローカルのセキュリティ認証に準拠し、大規模なパフォーマンスとスピードを実現しながら、ISO 27001、27701、27018といったプライバシー保護とセキュリティ認証の国際規格に準拠できる。