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ユニアデックス、クラウド環境の運用最適化を支援するサービス「MMCS」

第1弾としてVMwareベースの専有型仮想化基盤やマルチクラウド対応の監視サービスなどを用意

 ユニアデックス株式会社は20日、クラウド環境におけるさまざまな運用課題を解決する各種サービスを、「MMCS(マネージドマルチクラウドサービス)」として体系化したと発表した。まず第1弾のサービスとして、VMwareベースの仮想化基盤を利用できる「IDCFプライベートクラウド TypeV 2020」と、クラウド環境の監視・運用代行に対応する「リモート監視サービス」を、同日より提供開始する。

 MMCSは、オンプレミスからプライベートクラウド、パブリッククラウド、さらにこれらを組み合わせたハイブリッドクラウドやマルチクラウドまで、クラウド環境にあわせたさまざまな運用を支援するサービス群。専有型のプライベートクラウド(ホステッドプライベートクラウド)提供サービス、利用企業専用のWebポータル(問い合わせ/FAQ対応、インシデント管理など)提供サービス、各種クラウド環境を対象としたリモート監視、システム運用代行、障害一次対応、エスカレーション等の運用支援サービスなどをラインアップするという。

 今回、第1弾として発表された新サービスのうち、「IDCFプライベートクラウド TypeV 2020」は、IDCフロンティアが提供するVMwareベースの専有型仮想化基盤を月額固定料金で利用できるもの。オンプレミス環境と同じVMwareベースの仮想化技術を採用しているため、クラウド移行時の課題となる業務アプリケーションの再構築を行わず移行可能になる点がメリットだ。

 また、基盤監視、障害対応、バージョンアップも含めすべて標準サービス内で実施するので、従来のオンプレミス環境において運用管理者の大きな負荷となっていた、基盤運用管理の負荷を軽減する点も特徴とした。

 さらに、MMCSの各種運用支援サービス、移行支援サービス、マルチベンダー保守サービスなどと組み合わせれば、IDCFプライベートクラウド上のOS、ミドルウェアも含めたワンストップの運用・保守サービスを提供できるとしている。

 一方の「リモート監視サービス」は、各種クラウドサービス利用時のシステム監視と運用代行を、24時間/365日体制でリモートから実施し、運用管理者の負荷を軽減するもの。IDCFプライベートクラウド TypeV 2020、Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Google Cloud上のOSの監視や運用代行などに対応しており、各クラウドサービス単体の監視からマルチクラウド環境の監視まで幅広く対応するとした。

 また、利用企業が希望する対応レベルにより、監視対象単位で「シルバー」「ゴールド」の両メニューから選択できる。このうちシルバーでは、性能・障害監視におけるアラート通知に対応。ゴールドではシルバーの内容に加え、アラート発生時の一次対応、運用作業代行などを実施する。加えて、標準サービス内でアラート、リソース状況に関する月次レポートも提供されるとのこと。