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IDCフロンティア、オールフラッシュとSDS技術を採用したプライベートクラウドサービス
2016年9月6日 12:39
株式会社IDCフロンティアは6日、自社のプライベートクラウドサービスを刷新し、オールフラッシュを採用したホステッド(利用型)プライベートクラウド「IDCFプライベートクラウド」として提供すると発表した。同日より受注を開始する。
IDCFプライベートクラウドは、ユーザーがサーバー機器を所有しない利用型のプライベートクラウドサービス。SSDを搭載した複数台のx86サーバーとVMware Virtual SANによるSDS(Software-Defined Storage)技術を用いて、専用のストレージ機器を不要にしているため、利用台数が増加した場合のホスト拡張も容易という。I/O性能も、従来のHDD併用型ストレージ機器で構成した場合と比べ、約5倍の向上を見込んでいるとのこと。また、ハウジングやパブリッククラウドとシームレスに接続可能な点もメリットだ。
基本構成はホスト6台で仮想マシン約110台を利用でき、ホストは1台単位で最大64台まで無停止で増設していける。仮想環境はVMware vSphereを利用し、VMware vMotionによるオンプレミスからのシステム移行にも対応する。
なお今回の刷新に伴い、データセンター内ではIPファブリックネットワークを利用した新しいネットワーク構成を採用している。これによりユーザーは、必要なリソースに応じてハウジングやパブリッククラウドサービスとも広帯域でシームレスに接続できる、ハイブリッド利用が可能になるとした。またデータの保護に関してはRAID6相当の機器構成となっており、物理ホスト2台の同時障害も許容できる。
価格は、月額98万円(税別)から。