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GMOグローバルサイン、電子証明書の自動セットアップを可能にする「AEG」最新版を提供

 GMOグローバルサイン株式会社は8月31日、電子証明書の自動配布・更新オプションソリューション「AEG(Auto Enrollment Gateway)」の最新版となるver7.5をリリースした。これにより、Windows用OutlookへのS/MIME用証明書の自動設定や、複数デバイスへの証明書ローミングなどが可能となり、企業等におけるデバイスやメールのセキュリティ強化とシステム管理業務の効率化に貢献するとしている。

 AEGは、さまざまなプラットフォームやデバイスが混在する企業向けのPKIソリューション。クライアント環境への電子証明書の自動配布・更新を可能にすることで、多様化した組織内のシステム環境において、運用コストや管理の手間を削減できる。Active DirectoryとGMOグローバルサインの認証局を連携することで、電子証明書のプロビジョニング時に、組織内のすべての証明書使用を一元化し、コントロールできる。

 AEG ver7.5では、S/MIME用証明書を自動設定する「Ready S/MIME」機能を提供。Ready S/MIME機能は、S/MIME用証明書の自動配布をさらに進め、Windows用Outlookにユーザーの手を介すことなく、自動的にS/MIME用証明書の設定・更新を可能にする。これにより、安全な電子メールの証明書をユーザーがすぐに使える状態に自動でセットアップできるようになる。

 また、複数デバイスでの利用も可能にする証明書ローミング機能を提供。複数デバイスを利用するユーザーが、クライアント証明書、S/MIME用証明書をインストール済みのデバイス(PC、スマートフォンなど)とは別のネットワーク上にある新しいデバイスでActive Directoryにログインすると、インストール済みデバイスと同一の証明書が自動でインストールされる。

 これまでのAEGでは、テレワーク環境で会社、自宅でPCを使い分ける際などに、それぞれのデバイスに異なる証明書がインストールされたが、Ver7.5ではActive Directoryへのログインをトリガーとして、環境に左右されることなく、簡単にセキュリティ対策を行えるようになる。