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GMOグローバルサイン、SSLサーバー証明書の有効期間短縮化に対応する「SSLサブスクリプション」を提供

 GMOグローバルサイン株式会社は5日、SSLサーバー証明書における新たなライセンスモデル「SSLサブスクリプション」を販売開始した。

 SSLサブスクリプションは、証明書の発行およびSSLサーバー証明書の機能のひとつであるSAN(Subject Alternative Name)の差し替えを、同一料金で無制限に行えるサービス。

 サービスは、CABF(CA/Browser Forum)において米Appleが提案した「SSLサーバー証明書の有効期間短縮化」が正式に採択されたことを受けて提供する。セキュリティ強化の観点から証明書の有効期間を段階的に短縮する提案であり、将来的に47日までの短縮が予定されている。これにより、証明書の発行頻度が増加し、企業における証明書運用の柔軟性や効率性が一層求められるようになる。

 SSLサブスクリプションは、あらかじめ契約したSANの枠(FQDN数)と契約期間(1年~3年)に応じて、SSLサーバー証明書を無制限に発行できる新ライセンスモデル。従来の証明書ごとの課金体系とは異なり、SANの枠(FQDN数)単位での契約となるため、SANの差し替えや証明書発行の都度必要だった事務手続きを大幅に削減できる。

 証明書発行のたびに発生していた事務手続きを、最大3年に1回にまで削減。契約内であればSANの差し替えも無制限に行えるため、FQDN変更時の運用負担も軽減される。

 有効期限切れやキャンセルとなった証明書の枠は自動的に復元され、他のFQDNへの再割り当てが可能なため、未使用分を無駄なく利用できる。また、追加費用なしで、サーバーごとに個別の証明書を発行できるため、鍵の使い回しを回避し、より安全な運用が実現できる。