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パロアルトネットワークス、AWS向け次世代ファイアウォールのマネージドサービスを提供

 パロアルトネットワークス株式会社は18日、Amazon Web Services(AWS)環境でのセキュリティ保護を簡素化する、次世代ファイアウォールのマネージドサービス「クラウド次世代ファイアウォール for AWS」を日本市場で8月23日から提供すると発表した。

 クラウド次世代ファイアウォール for AWSは、AWS Firewall Managerと連携する次世代ファイアウォールとして、自社のクラウド環境にパロアルトネットワークスのセキュリティを導入できるサービス。デプロイからメンテナンス、可用性、拡張性などの運用上の責任をパロアルトネットワークスが担当し、顧客はクラウドのネットワークセキュリティインフラの管理ではなく、アプリケーションの構築とビジネスの推進に時間とリソースを割けるようになるとしている。

 高度なURLフィルタリングとして、ディープラーニング機能を搭載し、Webベースのゼロデイ攻撃をリアルタイムで阻止するとともに、アプリケーションをWebベースの正規サービスに安全に接続する。脅威防御では、既知の脆弱性の悪用、マルウェア、コマンドアンドコントロール通信を阻止する。また、特許取得済みであるレイヤー7のトラフィック分類によりトラフィックを制御することで、攻撃のリスクを軽減する。

 サービスはAWS Marketplaceから購入でき、設定してすぐにAWSサービス群と連携でき、数回のクリックと数分の作業でネットワークセキュリティを強化できる。フルマネージドのクラウドサービスのため、インフラのデプロイや更新、管理について心配する必要がなく、AWS Gateway Load Balancerを活用して、予測できないスループットのニーズを満たすために、オンデマンドで高可用性と柔軟な拡張性を提供する。

 ネイティブなAWSエクスペリエンスとして、AWS Firewall Managerと連携し、複数のAWSアカウントと仮想プライベートクラウド(VPC)の全体にわたって、シンプルさと一貫性を高めたファイアウォールのポリシー管理が可能。また、APIやCloudFormation、Terraformの各テンプレートに対応し、エンドツーエンドのワークフロー自動化を可能にする。