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ジェイズ・コミュニケーション、IT・IoT・OTのIPデバイス可視化を提供するForescoutの製品を販売

 ジェイズ・コミュニケーション株式会社は9日、米Forescout Technologies(以下、Forescout)と販売代理店契約を締結し、同社製品を8月に販売開始すると発表した。

 Forescoutは、IT、IoT、OTなどの管理されていないIPデバイスや、エージェントをインストールできないデバイスの可視化を基盤技術として、多様な対応策を講じることを可能にする統合セキュリティソリューションのForescoutプラットフォームを提供している。

 ジェイズ・コミュニケーションでは、従来より販売している各メーカー製品(MIST、Rapid7、SkyboxやEDR、NGFW、SIEMなど)と、Forescoutとの連携により、企業のさまざまな環境に即した付加価値の高いセキュリティ対策を提案するとしている。

 Forescoutプラットフォームは、eyeSightによるデバイス可視化をベースに、eyeControl、eyeInspect、eyeSegment、eyeExtendの各モジュールで構成され、相互連携と統合管理を可能にする。個別環境、個別デバイスに即したセキュリティ機能を付加することで、IoT、BYODを含む、企業ネットワークセキュリティ全般をカバーする統合セキュリティ管理を提供する。

 eyeSightは、企業ネットワークに接続される全てのIPデバイスの可視化、識別を、エージェントレスかつリアルタイムに行う。

 eyeControlは、デバイスの識別情報によりWindowsのパッチやウイルス対策ソフトのパターンファイルをチェックし、ユーザーをWSUSやウイルス対策ソフトのパッチ配信サーバーに誘導し、PCの健全性が有効になった状態でネットワークへの接続を許可する。

 eyeInspect(旧Silent Defense)は、産業用ネットワークプロトコルとベースライン資産のディープパケットインスペクションを通じて、デバイスを可視化する。OT固有の脅威インジケーターと強力な異常検出機能により、OTネットワークのサイバー攻撃への耐障害性を高める。

 eyeSegmentは、IPアドレスをもとにデバイスやアプリケーション、ユーザー、サービスを分類し、効果的な論理セグメンテーションポリシーを設計、作成して、自動的に実施する。重要データに対するアクセスをセグメンテーションで制御することにより、サイバー攻撃のリスクを低減する。

 eyeExtendは、多くの既存サードパーティセキュリティツールとの連携により、デバイスの詳細情報をトリガーとしてセキュリティワークフローの自動化や、ポリシー適用を可能にする。リスクと脅威を自動的に解決するオーケストレーションにより、企業のセキュリティ体制の水準を引き上げる。