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デジタルアーツ、Webセキュリティ製品「i-FILTER」にアンチウイルス/サンドボックスオプションを提供

 デジタルアーツ株式会社は8日、Webセキュリティ製品「i-FILTER」のオプションとして、アンチウイルス/サンドボックス機能を利用可能にする「Anti-Virus & Sandbox」を7月1日に提供開始すると発表した。

 i-FILTERは、サイバー攻撃に利用される悪意あるURLやマルウェアダウンロードをブロックするWebセキュリティ製品。

 このi-FILTERでは、ダウンロードファイルの拡張子を自動でリスク判定し、危険性のあるファイルやサイトに直接埋め込まれたマルウェアのダウンロードをブロックする機能を備えているが、Anti-Virus & Sandboxでは、ブロックされたファイルに対して、アンチウイルス機能でファイルのハッシュ値とウイルス定義ファイルへのスキャンを行い、危険と判定されればそのままブロックを継続する一方、安全と判定されればダウンロードを許可する仕組みを提供する。またアンチウイルスの定義ファイルにない場合は、サンドボックスでマルウェアの振る舞い検知を実施し、安全と判定された場合にのみダウンロードを許可できるとした。

 デジタルアーツでは、こうした仕組みにより、i-FILTERがブロックしたファイルのマルウェア判定をリアルタイムに確認可能になり、ファイルの安全性に加えて、リアルタイム性と利便性が向上すると、そのメリットを説明している。

 さらに、同一製品内でワンストップにマルウェア判定を行うことで、ログの一元管理を行えるので、昨今のクラウド環境におけるセキュリティ対策ニーズに対応するほか、セキュアWebゲートウェイとしてi-FILTERにアンチウイルス/サンドボックスの機能を必要とする企業の要件も満たすという。

 なおAnti-Virus & Sandboxは、i-FILTERのクラウド版「i-FILTER@Cloud」、メールセキュリティ製品「m-FILTER」とそのクラウド版の「m-FILTER@Cloud」ではすでに提供されている機能である。

 1ライセンスあたりの価格は月額200円(以下、すべて税別)。

 またデジタルアーツでは、Anti-Virus & Sandboxのキャンペーンを12月23日までの期間限定で実施する。このキャンペーンでは、既存ユーザーは1ライセンスあたり月額100円、新規ユーザーは1ライセンスあたり月額150円の特別価格で提供するとのこと(年間契約が必要)。なお同オプションの利用数が100万ライセンスを超えた場合は、期間中でも終了するとしている。