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デジタルアーツの「i-FILTER」が「F5 SSL Orchestrator」と連携、SSL通信のデコードをより効率的に実施可能に

 デジタルアーツ株式会社は1日、外部攻撃対策と内部漏えい対策が可能なWebセキュリティソフトウェア「i-FILTER」において、F5ネットワークスジャパン合同会社(以下、F5)のSSL Visibilityアプライアンスの「F5 SSL Orchestrator」と連携可能になったと発表した。

 昨今、セキュリティの強化を図るために、Webサイトの全ページをHTTPS(SSL)化する常時SSL化の取り組みが広がっているが、暗号化によって、従業員による不正な書き込みや、企業の重要なファイルをオンラインストレージにアップロードするといった内部情報漏えいを企業の管理者が検知できなくなるなど、セキュリティの抜け道として悪用される危険が指摘されている。

 また、SSL通信に隠れた脅威に遭遇する危険性も高まっているほか、クラウドサービスの利用増加により、インターネットへのトラフィックも増加傾向にあるとのこと。

 こうした状況を受け、デジタルアーツでも「i-FILTER」でSSL通信のデコード機能を提供してきたが、トラフィックが増加するなかで、SSL通信のデコードをより効率的に行うため、F5のSSL Visibility専用アプライアンスである「F5 SSL Orchestrator」との連携対応を行った。

 8月20日にリリースされた「i-FILTER Ver.10.41R01」より、インライン/ICAP構成のどちらでも連携できるようにしている。なお、「F5 SSL Orchestrator」側は、TMOS v14.1以降にて対応する。

 なおデジタルアーツでは9月18日に、本連携に関する無料のオンラインセミナーを開催するとのことだ。