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CTC、セキュリティを保ちつつ分散データを仮想的に統合できる「Intertrust Platform」を販売

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は31日、米Intertrust Technologiesと、同社のデータ仮想化基盤「Intertrust Platform」に関して、国内初の販売代理店契約を締結したと発表した。

 Intertrust Platformは、社内システムやクラウドサービスなどに分散しているデータソースを仮想的に統合できるデータ仮想化基盤。データベースの行や列などのアクセス権限を含め、きめ細かいセキュリティ設定によりガバナンスを強化できる点が特徴で、業務の実情に即して柔軟かつ効果的にセキュリティを強化可能なため、グループ会社間のデータを統合して、個社ごとにアクセスできる情報を制御しながらデータを共有する、といったことを行えるという。

 またグループ内での利用に加えて、新たなデータのコピーを作成することなく、グループ外の取引先とも、適切で安全にデータを共有できるので、データを活用したビジネスの共創や、複数の企業と連携したDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進にも適しているとした

 CTCでは、このIntertrust Platformを提供するのみならず、関連するシステム基盤の構築や保守、運用支援サービスなどにより、顧客企業のデータ活用をトータルにサポートできるとのこと。同社は今後、多くのグループ企業を有する製造業や通信業の企業を中心に展開し、3年間で10億円の売上を目指すとしている。