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寿商会とワークスモバイル、FileMakerとLINE WORKSを連携させるサービス「ChatBotMaster」を提供

 株式会社寿商会とワークスモバイルジャパン株式会社(以下、ワークスモバイル)は30日、ワークスモバイルのビジネスチャット「LINE WORKS」と、ローコード開発プラットフォーム「Claris FileMaker」を連携可能にするサービス「ChatBotMaster」を提供すると発表した。

 ChatBotMasterは、FileMakerとLINE WORKSクライアントの間で、チャットボットを通してFileMakerのデータを利用したメッセージの送受信を行えるサービス。FileMakerのカスタムAppとして提供され、LINE WORKSとのAPI連携に必要な機能があらかじめ用意されているため、ユーザーは簡単な設定だけで連携を実現できるという。

 またサービスには、LINE WORKSからFileMakerへのリクエスト送信に必要なWebhookサーバーも含まれているため、利用者側での構築は不要。送信サンプルスクリプトとして、Text、Image、Link、Stamp、Button、template、File、およびクイック返信が含まれているため、すぐに開発を行えるとした。

 さらにLINE WORKSへのメッセージ送信は、FileMaker Server、FileMaker CloudやローカルのFileMakerカスタムAppからでも行え、何らかの障害でFileMaker Serverがデータを受信できない場合、Webhookサーバーは72時間まで受信データを保持するため、受信漏れのリスクを大幅に削減するとのこと。

 両社によれば、ChatBotMasterを利用した連携設定により、例えば、LINE WORKSから商品の在庫確認メッセージを送信すると、FileMakerのカスタムAppに保存されている在庫情報を返信する、といった使い方が可能になるとしている。