ニュース

ブロードバンドタワー、「Dell PowerScale」向けのランサムウェア対策ソリューションを提供

 株式会社ブロードバンドタワーは26日、カナダのSupernaが開発した、ランサムウェア対策ソフトウェア「Eyeglass Ransomware Defender」をはじめとした、デル・テクノロジーズのストレージ製品「Dell PowerScale」向けのソフトウェア製品群「Eyeglass」について、日本国内での提供・サポートを開始すると発表した。

 ブロードバンドタワーが代理店を務めるデル・テクノロジーズのDell PowerScaleは、スケールアウトNAS製品としての信頼性・可用性に加えて、同社の提供する「SnapshotIQ」によるスナップショット機能や、「SyncIQ」によるデータレプリケーション機能など、多面的・多層的なデータ保護を実装しているが、ランサムウェアにはさらなる対策を必要としていたという。

 Eyeglass Ransomware Defenderは、Dell PowerScaleにランサムウェア対策機能として、APIレベルで組み込み、サイバー攻撃から重要なデータを保護できる。

 ランサムウェアの攻撃に対し、リアルタイムで異常なデータアクセスパターンや不審な振る舞いを検知し、自動でユーザーをロックアウトする機能を備える。オンプレミス(SMB共有・NFSエクスポート)およびクラウド(S3バケット)の双方に対応する。

 対象となるデータを隔離し、リカバリーするためのコピー (Vault:保管庫) を用意。本番クラスタ・DRクラスタと独立した、第3のクラスタ「AirGapクラスタ」を用意することで、通常の通信では到達できないセキュアな環境にデータを隔離し、攻撃を受けた後のリカバリーを支援する。

 また、SupernaのEyeglassには、Eyeglass Ransomware Defenderのほかに、DR(災害復旧)におけるリスクと複雑性を排除する「Eyeglass DR Edition」、リアルタイムでパフォーマンスを簡単に管理する「Eyeglass Performance Auditor」、ファイルシステムデータの監査と保護を簡素化する「Eyeglass Easy Auditor」などのソフトウェア製品群があり、ブロードバンドタワーではこれらの製品群を広く、Dell PowerScaleを利用するユーザーに向けて、提供・サポートを行っていくとしている。