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ブロードバンドタワー、クラウド型データストレージサービスの取扱開始

 株式会社ブロードバンドタワーは20日、デル・テクノロジーズ株式会社が提供するクラウド型データストレージサービス「APEX Data Storage Services(ADSS)」の取り扱い開始を発表した。ブロードバンドタワーでは、これまでにスケールアウト型NAS「Dell PowerScale / Isilon」を導入した顧客・パートナーをはじめ、データの自動階層化/クラウド連携、バックアップ、アーカイブなど、データストレージリソースのさらなる活用・保全を検討する企業・団体に向けて、提供・サポートを行う。

 APEX Data Storage Servicesは、デル・テクノロジーズが7月に国内で提供を開始したクラウド型のデータストレージサービス。デル・テクノロジーズが保有・管理するインフラストラクチャーを基盤に、必要なストレージリソースをas-a-Serviceで調達できる。また、Amazon S3プロトコルをサポートするオブジェクト対応機能が提供されるため、クラウドネイティブなアプリケーション開発を行えるほか、Webベースのツールを用いた容量・パフォーマンス・利用料金のモニタリング、ストレージリソースの柔軟なスケールアップができる。

 また、スケールアウトNAS「Dell PowerScale / Isilon」のOS「OneFS 9.0」では、データのアクセス頻度に応じてデータの自動階層化を設定可能で、利用頻度が低いデータを、自動的にクラウドに移動させる機能を備えている。

 ブロードバンドタワーは、これまでDell PowerScale / Isilonの販売・サポートを16年以上にわたって行っており、Dell PowerScale / Isilonと組み合わせるクラウド型ストレージサービスとして、メガクラウドのサービスをはじめとして各社のサービスを紹介・提案してきたが、今回デル・テクノロジーズのAPEX Data Storage Servicesが加わることで、顧客のストレージ活用における選択肢がさらに広がるとしている。

 さらに、APEX Data Storage ServicesとDell PowerScale / Isilonをワンストップで提供・サポートすることで、顧客のデータストレージリソースの活用と保全に寄与し、基幹事業であるデータセンターサービスおよびクラウドサービス「c9」との連携もさらに深め、オンプレミスを強化する、ハイブリッド・クラウドの深化形としての、「マネージド・ハイブリッド・クラウド」の提供を行うとしている。