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大塚商会、自社・他社サービスと連携可能なIDaaS「Otsuka Gate」を6月1日より提供

 株式会社大塚商会は、クラウドサービスのIDと連携しシングルサインオン(SSO)をセキュアに実現するサービス「Otsuka Gate」を6月1日より提供開始すると発表した。

 Otsuka Gateは、SSO、証明書やIDによる認証管理、Active Directory(AD)アカウントとの連携といった機能を備えるIDaaS(Identity as a Service)。大塚商会のクラウドサービス「たよれーるシリーズ」に加えて、同社にて契約した各種クラウドサービスへのSSOを無償で利用可能なほか、同社で契約していない他社クラウドサービスへのSSOも1人あたり月額150円で利用できるため、より包括的なSSO環境を実現するという。

 認証管理機能としては、多要素認証やIPアドレス制限といった機能を無償で提供。さらに、PKI証明書を利用したデバイス制御も1人あたり月額150円で15台まで(PC5台、タブレット5台、スマートフォン5台)利用できる。

 また、従来のオンプレミス環境で多く利用されているADアカウントとの連携機能が提供される。アカウントを統合することで、同じID/パスワードをクラウド領域まで拡張でき、利用者の利便性と管理者の管理工数削減を同時に実現するとのこと。

 なお、アカウント・グループ管理はもちろん、パスワードポリシー設定、組織連絡先管理、ログ管理といった管理機能も利用可能なため、既存の資産を生かしつつ、複数サービスのID/パスワードの一元的な管理を行えるとした。

 加えて、大塚商会の顧客向けポータルサイト「お客様マイページ」とも連携し、Webからクラウドサービスの契約内容の確認やID数増減の変更が可能。さらに同社では、ビジネスeラーニング、大塚IDオンデマンド動画といった各種社内教育ツールなど、「お客様マイページ」内で提供している各サービスとシームレスに連携することから、導入企業は充実したサポートを受けられるとアピールしている。

 料金は、大塚商会のクラウドサービス、大塚商会で契約した他社サービスへのSSO機能と、IPアドレス制限、多要素認証の各機能は無償。大塚商会で契約していないSAML認証の各種クラウドサービス連携、ディレクトリ連携(Active Directory)、証明書利用が、それぞれ1ユーザーあたり月額150円となる。