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NTT Com、360度デジタルアーカイブソリューション「Beamo」をJALの客室乗務員教育に活用する共同実証を実施

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は23日、市販の360度カメラとスマートフォンにより、誰でも簡単に3D画像をデジタルアーカイブできるソリューション「Beamo」を航空関連業務で活用する実証を、日本航空株式会社のイノベーション組織「JAL Innovation Lab」と共同で行ったと発表した。

 Beamoは、360度カメラによる撮影画像をクラウドにアップロードするだけで、3D画像をデジタルアーカイブできるソリューション。汎用的に販売されている機器による撮影で、建物内を“ストリートビュー化”でき、顧客自身でデジタル化を実現できる。

 共同検証では、Beamoを活用することで飛行機内をストリートビュー化し、客室乗務員用教材を短期間で作成、一部の客室乗務員教育でトライアル活用した。乗務中に利用する備品など、機内で留意すべき箇所に空間タグを埋め込み、タグを押すことで説明が表示され、客室乗務員が飛行機内の動線や設備情報など、必要な情報を事前習得できる教材として作成した。

 実証では、参加者の84%が「とても使いやすい」または「使いやすい」と回答し、「自分の見たいものを、見たい方向で見ることができ分かりやすい」「久しぶりに乗務する場合、重要な機材を3D-Viewで乗務前に再確認できることはとてもよい」などのフィードバックが得られたという。

 NTT Comでは、実証で得た知見を生かし、他の分野、業界においても、リモートから現場の様子や実際の設備を体感できる環境づくりを通じて、顧客のDXに貢献するとしている。