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インテック、「パブリックWebサーバ証明書発行サービス(EINS/PKI)」にワイルドカード証明書とEV証明書を追加

 株式会社インテックは12日、「パブリックWebサーバ証明書発行サービス(EINS/PKI)」を年5月1日にリニューアルし、ワイルドカード証明書とEV証明書を商品ラインアップに追加したと発表した。

 「パブリックWebサーバ証明書発行サービス(EINS/PKI)」は、Webサイトと運営組織の実在性と本人性を証明し、Webサイトとブラウザー間のSSL暗号化通信を実現するための電子証明書を発行するサービス。

「パブリックWebサーバ証明書発行サービス(EINS/PKI)」利用イメージ

 今回のリニューアルで追加したワイルドカード証明書は、サブドメインに「*」を指定することで、複数のFQDNをカバーできる証明書。1つのWebサーバー上で複数のWebサイトを運営する場合、ワイルドカード証明書や、サブドメインや別ドメインを1枚の証明書にまとめたマルチドメイン証明書を導入することで、1つの証明書でサイトの実在性確認、通信の暗号化ができる。

 マルチドメイン証明書の場合は、Webサーバー証明書の拡張機能(SAN:Subject Alternative Name)に、複数のFQDNを設定できる。1枚の証明書につき、最大150のWebサイトで利用できる。

 また、既に提供しているOV証明書に加え、EC証明書も選択できるようになった。OV証明書は、Webサイト運営者の実在性審査を要する企業認証(Organization Validation)証明書。EV証明書は、CA/Browserフォーラムが定めるEV(Extended Validation)規格を満たしたサーバー証明書で、EV証明書はOV証明書よりも厳格な審査を受けて発行されるため、Webサイトの安全性をより示すことができる。

 サービスの価格(税別)は、ワイルドカード証明書は12万円(OV証明書での提供)。EV証明書は8万円。EV証明書のマルチドメイン証明書は基本価格が8万円、FQDNの追加が1FQDNあたり7万6000円。

「パブリックWebサーバ証明書発行サービス(EINS/PKI)」機能一覧